ブックタイトル富士道を歩く会 2012~2014の旅録

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富士道を歩く会 2012~2014の旅録

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富士道を歩く会 2012~2014の旅録

歩く会を振り返る本なんかを通して知っていることも、これのことだなと自分のなかで思ったりしてね、良かったよ。たちが家や集落の口伝として古道のルートを伝え聞いているのではないかと期待を寄せていました。文字資料に残されたものが今あるすべての記録とは限らないのです。編集部富士道を歩くなかで印象深かったところはありますか?武井とくに私が印象的なのは、生出神社から山を通ったじゃないですか。昔、八朔祭のとき神輿をかついで、よくあの道を通ったなと。昔ほら、谷村にある神輿を禾生の生出神社に持って行って、神事をして御霊を移して谷村へ持ってきて、氏子の町を巡行したからね。昔は(道幅が)もっと広かったのかなと。河野昔はよく手入れしてたからね。だんだん道幅が狭くなったんだと思うよ。(今まで)現場を見てないから、楽しい富士道だった。内藤まぁなんていうか新しい知識を得たよね。本にはこう書いてあったけど、実際にはこれなんだなと見たりすると面白いよね。みんなに恵まれて関心がある人が集まっているところだから、楽しかったね。内藤観音巡りってのがあるんだよね。そのコースを辿ってみるのもいいかなと思ったな。郡内に三十三箇所があるんだよね。やりながら感じたことは、『甲か斐い国こく志し』やなんかに出ているものが今どんな風になっているか、現在の状況を調べてみる。信仰がどうやって広まったとか、考え方はいろいろとあるんだけど、『甲斐国志』の検証をするというのも一つのテーマだなと思ったりしてね。(2015年2月11日レオンプリント社にて)先生方のお話を受けて道の変遷、山が生活の豊かさに直結していたこと、各村にあった馬捨て場のこと、まだまだ見たりない種々のテーマがあること。富士道を歩く会の先生方の振り返りからは様々な観点が出てきました。とりわけ個人的に興味深く伺ったのは炭焼きのお話です。ちょうどこのとき道志村で炭焼きについて調べていたこともあり、都留側からみた炭に関わる思い出を伺うことができたのは思いがけない収穫でした。それと同時にお話を聞くなかであらためて感じたのは、やはり先生方はそれぞれに、都留や富士道で辿った地域を地元として関わってこられたのだということです。よそから来た自分たち学生とは、富士道や沿道の地域に対する思い入れも関わりの深さも、まなざしの先に捉えているものも全く違います。そのような先生方の案内で富士道を歩くことができたのは貴重なことでした。郷土研究会のみなさま、本当にありがとうございました。51富士道を歩く会