ブックタイトル富士道を歩く会 2012~2014の旅録

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富士道を歩く会 2012~2014の旅録

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概要

富士道を歩く会 2012~2014の旅録

の改修工事のために覆いが被せられていた。覆い越しに影が見えるのみだったけれど、首を反らさねば視界に納められないほどの大きさに圧倒される。昔のものは昔のものというのではなく、これからも残すためには手を加えなければいけない。大鳥居を直接見ることは叶わなかったものの、残念だと思う以前に、そんな60年に一度の時に立ち会う貴重な経験をできたのが嬉しくもあった。このときはちょうど七五三の時期で、拝殿前には着物を着た子供の手を引く家族連れがいて華やいだ雰囲気がする。七色紅葉を眺めていたとき、頭上からムササビの鳴く声が聞こえはっとした。ここには社殿を囲むように冨士太郎杉、次郎杉、夫婦檜と御神木が立ち並ぶ。どの木から聞こえてきたのだろう。洞がありそうな立派な大木は、御神木以外にも境内に何本もある。そんな長い時間を生きるものに囲まれているのだと、ふと感じた瞬間だった。35富士道を歩く会