ブックタイトルフィールド・ノート no.84 Mar.2015

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フィールド・ノート no.84 Mar.2015

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フィールド・ノート no.84 Mar.2015

12月から2月のフィールド・ノート編集部の活動のようすをお知らせします。『フィールド・ノート』編集部=文・写真こばやしよしたか2015年1月20日、都留市在住の小林義孝さんからニホンジカに関するメールをいただきました。そこには、いま都留市でニホンジカの進出が大きな問題となっていること、いつごろどの地域で見かけるようになったかなどの貴重な情報が記されています。ご本人の了解を得てここにメールの一部をご紹介します。2012年10月6日、尾崎山で撮影【編集部】『フィールド・ノート』編集部御中昨年9月議会の2013年度決算付属文書である事務報告(主要施策の成果説明書)によると、年間に捕獲(処分)した鹿が2010年16頭、2011年17頭、2012年28頭、2013年62頭と急増しています。私も驚いたのですが、すでに鹿の進出が大きな問題となっており、その対策が進められているからです。鹿による山林の被害については私の知る限り20年以上前(もっとずっと前からかもしれません)から問題になっています。一つは丹沢山塊の鹿で、木を植えても植えても鹿に食べられてしまい対策が追いつかない状態です。この鹿が道志村を越えて、盛里や菅野地域に出没してすでに10数年たちます。私も夜間、盛里の県道で3回遭遇しました。一方、北都留の丹波山村、小菅村では両村の村長が20年来県に鹿対策を要請していると思います。この北都留の山を荒してきた鹿はいまや大月市を越えて都留市に進出して来ています。ということで、都留市は南東の方面と北東の方面と両方から鹿が押し寄せてきている状態です。前年度捕獲の62頭はその表れと思います。10年ほど前、イノシシが異常に都留市の町中に出没したことがありました。そのうちの1頭が都留市駅のホームや周辺の道路を走り回り、1ヶ月後にわが家の裏の畑でオリに入ったという事件もありました。市は毎年猟友会に捕獲を依頼していますが、会員の高齢化もあって「有害鳥獣対策」は年を追って困難な課題となっています。山といえば登山の対象ではあっても生業としての林業の対象・管理から外れ、山が荒れ、〈山にも畑にも人がいない〉状態が、サル、シカ、イノシシなどの進出を許している原因と思われます。気が長いと思われるかもしれませんが、都留市の産業構造や釣り合いのとれた経済政策についての検討が必要と思っています。45