ブックタイトルフィールド・ノート no.83 Dec.2014

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フィールド・ノート no.83 Dec.2014

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フィールド・ノート no.83 Dec.2014

第26回H・D・ソローが『ウォールデン森の生活』(今泉吉晴訳、小学館)で示唆した散歩のほんとうの意味とは何か。散歩をとおして見えてくるものとは。私たちは歩くことで、変貌する自然やまちの今を記録し、フィールド・ミュージアムのたのしみを報告していきます。自然の変化を記録する楽しみ北垣憲仁(本誌発行人)=文・写真残雪のなかのニホンジカ(2010年4月7日)は、2004年のこと。ちょうど都留文科大じめて私が尾崎山でニホンジカに遭遇したのた、ということも自然の変化の一つです。はたとえば、ニホンジカが尾崎山で増え始めニホンジカに出会うの変化が実感を伴って見えてきます。を観察したり歩いたりしていると、その場所ん。けれども、短い時間でも長年、同じ場所毎日、大きな発見があるわけではありませ楽しくなります。し、食べたのかなど想像が膨らみ歩くことが見つけると、その動物がどのように食物を探ろどころにある糞や食べ痕など生活の痕跡をうことはほとんどありません。しかし、とこ昼間歩くことが多いため、野生動物に出会楽しみになっています。を通して変化を観察でき、一人で歩く時間が地や雑木林など植生の変化も豊かです。四季木材の切り出しで使っていた道があり、植林す。昔の人が森の作業などで使っていた道や、が大学時代から親しんできたフィールドで都留文科大学のキャンパス周辺の森は、私カモシカがなぜ標高600メートルほどの低崎山で確認されました。ふだんは高山に住むそのカモシカも、2013年にはじめて尾低山で確認されたカモシカです。山ではまったく姿を見たことがなかったそうと、ニホンジカやカモシカなど大型獣は尾崎られた清しみ水ず貞てい一いちさん(91)にお話をうかがうか。長年、尾崎山で農業や林業に携わってお昔は尾崎山にニホンジカはいたのだろうようになりました。年です。それ以来、頻繁に鳴き声が聞かれる山で鳴き声をはじめて記録したのは2005にして森のなかに姿を消しました。この尾崎ばらくフリーズをします。そして跳ねるようしょう。二頭とも私のほうをじっと見て、し鹿だとわかりました。おそらく親子なので頭は、まだ体に斑点が残っていたことから子ジカが目の前を横切りました。そのうちの一遊歩道を歩いていると、突然、二頭のニホンれたころです。尾崎山のすそ野に整備された学に附属図書館ができ、ビオトープが開設さno.83 Dec. 2014 8