ブックタイトルフィールド・ノート no.83 Dec.2014

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フィールド・ノート no.83 Dec.2014

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概要

フィールド・ノート no.83 Dec.2014

いなくなってしまったのか。こうした疑問は、残っているのに、どうしてヒメシロチョウは同じような環境に生息するほかのチョウはか当時の環境を知ることができます。しかし、いたのでしょう。この標本を通して、いくら個体群を維持するために必要なものが揃って30年前の本学周辺には、ヒメシロチョウが3回発生するといいます。地に生息し、ツルフジバカマを食草として年資料です。ヒメシロチョウは草原や明るい草は、30年前の本学周辺の環境を物語る貴重な標本と一緒に保存されているヒメシロチョウまも本学の周辺でふつうに見られるチョウのツマキチョウやウスバシロチョウなど、いません。が、ヒメシロチョウは一度も見たことがあり含む本学の周辺で動植物を観察していますす。私はここ10年ほど、年間を通して楽山をでも、個体数が著しく減少しているといいま種の有力な生息地のひとつである富士山北麓タブックで絶滅危惧Ⅱ類になっています。本した。このチョウは現在、山梨県のレッドデー集されたヒメシロチョウの標本が複数ありまる公園です)。ほかにも、1980年代に採ている点で、ガビチョウやソウシチョウとは鳥です。本種は在来種で、自然に分布が広がっイソヒヨドリも市内で観察例の増えているく観察していく必要があります。その変化をいち早く察知するために、注意深とによって、在来の生物相がどうなるのか。す。ガビチョウとソウシチョウが定着したこ来種に負の影響を与えると考えられていまごろからです。一般的に外来種の存在は、在が市内で繁殖期に確認されたのは2007年年ごろで、同じく外来種であるソウシチョウ留市内で見られるようになったのは1999た鳥もいます。外来種であるガビチョウが都減少した鳥がいるいっぽう、新たに定着し減ってしまったのかはわかりません。たのか、その記録が残っていないため、なぜう見られません。カッコウが市内のどこにい生息していますが、カッコウは繁殖期にはもく生息していたようです。ヒバリはまだ少しカッコウやヒバリは、以前は都留市内に多減った鳥、増えた鳥することの大切さを気づかせてくれます。環境の変化に対する種ごとの振る舞いに注目②③①①ガビチョウ。河川敷や放棄された畑などにできるヤブを好み、特徴的な大きな声でさえずります②ソウシチョウ。ガビチョウよりもやや標高の高い場所で繁殖をします③ヒバリ。ほぼ1年中、農耕地に生息していますれます。きものの記録を着実に蓄積することが求めら多くありません。だからこそ、身の周りの生ます。過去に遡って、当時の様子を知る術は繰り返すというパターンを呈ていすることもありきな変化を示すときもあれば、小さな変動を自然はつねに揺れ動いているものです。大るのか、衰退していくのか興味がもたれます。異なります。今後、イソヒヨドリが増え続け11