ブックタイトルフィールド・ノート no.83 Dec.2014

ページ
10/48

このページは フィールド・ノート no.83 Dec.2014 の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

フィールド・ノート no.83 Dec.2014

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

フィールド・ノート no.83 Dec.2014

第26回標本や記録から、変化を読み取る生きものの個体数や分布状況は、その環境の特徴を表していることがあります。変化の多少はあれど、自然はつねに揺れ動いているものです。いまを記録していくことが、その後の変化を読み取ることに繋がります。いまも楽山公園で観察されるツマキチョウ(右)とウスバシロチョウ西教生(本学非常勤講師)=文・写真録に残ることも多いと思いますが、緩やかな体数が減少したり、増加したりする場合は記していることが指摘されています。急激に個数年前から日本における両種の個体数が減少やツバメ。ごくふつうに見られる鳥ですが、たとえば、私たちの身の周りにいるスズメ残っていることは稀だからです。には限界があり、それが利用できる形としてルでは、あらゆる生きものの記録を残すことに入るとは限りません。少なくとも個人レベしかし、過去の生きものの資料がいつも手ます。は、その種の生態を反映していることがありの度合いによる生きものの対応のありかたかったのかがわかるでしょう。さらに、変化ると、環境に変化があったのか、あるいはなます。そのため、過去と現在の状況を比較す数は、その場所の環境をあらわすことがありそこに生息している生きものの種類や個体いとも考えています。のかを知りたいですし、また、それを調べたあります。これらの変化が何に起因しているつまり個体数の増減や分布域の変遷に関心が私はある地域の長期的な生きものの変化、ヒメシロチョウの標本記載されています(楽山は、本学の東側にあラベルには「1984年6月29日楽山」とているとき、ヒメシロチョウを見つけました。の夏、標本箱に入っているチョウの標本を見動物の標本が保存されています。2014年本学の自然科学棟の2階には、さまざまなヒメシロチョウの標本思いのほか少ないのです。ツバメという身近な鳥の過去の記録でさえ、変化にはなかなか目がいきません。スズメやno.83 Dec. 2014 10