ブックタイトルフィールド・ノート no.82 Aug.2014

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フィールド・ノート no.82 Aug.2014

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フィールド・ノート no.82 Aug.2014

no. 82 Aug. 2014 8無尽の流れ「集める。集めて、その時とりたい人が(集めたお金を)とる」「競りのところもあるかもしれないけれど、今はあんまない」利息をつけてお金を定期的に集めるかたちから始まった無尽だが、今の無尽全体の流れとして、そのかたちは減っているようだ。それにしても、競りではない、とりたい人がとる決めかたとは、どういうものなのだろうか。そう思っているとき、ちょうどテーブルに次々と料理が運ばれてきた。それが落ちついたあとに、淡野さんがノートを手に、一人ひとりのところをまわってお金を回収した。そのお金のなかには、飲食代と旅行費の積立て、回収して一人に渡す分の無尽金が含まれているそう。「61会」は、一定額が貯まると旅行に行く、「旅行無尽」の性質ももっているのだ。一通り回収すると、今回は誰がもらうかを話し合う。前回は誰がもらった、今回は何回目か、と話し合いが始まる。厳粛な雰囲気は一切なく、冗談を交えながらあれよあれよという間に決まってしまった。ものの2、3分でさっと終わり、みなさんは本格的にお食事を始めた。目的はひとつ今の無尽について、メンバーの一人である伊藤さんがおっしゃる。「目的はひとつなんですけどね、友達との友和を深めるためってのが一番の目的なんだけど」。無尽の様子を見ると、確かに、と納得する。無尽のみなさんは、誰かが話すからそれを聞かなければいけないという様子ではなく、近くの2、3人くらいで話したり、席を立ってほかの人たちの話に混じったりしている。堅苦しい様子は一切なく、みなさんが本当に楽しそうにしていらっしゃる。どうして立ち上げることになったのかとうかがったときの、伊藤さんの「友情と、惰性と、そんな混じりだね」という答えが印象的だった。「いい仲間です。はっきり言って」。そんなふうに目の前で言えるのが羨ましい。面おもはゆ映ささえ感じてしまいそうな言葉だが、ほかのかたも何度も口にする。みなさんの言い①②③