ブックタイトルフィールド・ノート no.82 Aug.2014

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フィールド・ノート no.82 Aug.2014

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フィールド・ノート no.82 Aug.2014

no. 82 Aug. 2014 6「ムジン」って知ってますか?山梨県に続く文化のひとつです。尽きることが無い、と書いて「無尽」。この連載では、刻々と変化を遂げ続けている、無尽の今を追います。今回は、50年間続いている「61会」さんにお邪魔しました。別符沙都樹(国文学科3年)=文・写真5月1日、星がはっきり見えるほど晴れ渡っている。時刻は午後8時。肌寒さはさして感じない。都留市駅から南東に5分ほど歩くと、「魚うおとう藤」のお店がある。瓦屋根のお店のなかから漏れる黄色い光が黒い道路を照らし出している。入口の引き戸の左側にある、矢羽を二本交えた黒い家紋が格好いい。無尽の場へこの日、私は「61会(ろくいちかい)」の無尽にお邪魔させていただくために、「魚藤」を訪ねた。じっさいの無尽の場を目にするのは、これが初めての経験だ。どんな様子なのだろう、もう始まっているのだろうかと思いながら、そっと引き戸を開ける。外から見るより、暖かな黄色い光が強くなる。まず目に入ったのは右手側のカウンター。10脚ほどの椅子が並べられている。そして、左手側にある座敷。そこに無尽の参加者のかたがたが集まっていらっしゃった。がやがやと話し声が聞こえる。20畳の部屋に長机2つを縦に並べ、そこをぐるりと囲むように座っている。そろりとお店に入ると、スカーフを首もと連載第二回ふたくみめ「61会」のかたのお話「ムジン」は今……