ブックタイトルフィールド・ノート no.81 Jun.2014

ページ
27/48

このページは フィールド・ノート no.81 Jun.2014 の電子ブックに掲載されている27ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

フィールド・ノート no.81 Jun.2014

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

フィールド・ノート no.81 Jun.2014

27【参考書籍】中川重年『FIELD GUIDE12山菜』小学館 1993年平谷けいこ『四季の野草 摘み菜がごちそう』山と渓谷社 2007年ワラビのアク抜き方法美味しく食べよう灰を用意します沸騰したお湯でワラビを茹でますきれいに水で洗い流したら完成です次の朝、ワラビを取り出しますその後、灰を適量入れ、一晩おきますて、食べる前にそれを取り除かなければならない。自然に生えていたものなので手をかけないと食べられない。早くワラビを食べてみたいのにおあずけされているようでつらい。しかしこれも山菜を安全に食べるための大事な一手間だと思いぐっとこらえる。翌朝、ワラビを鍋から取り出すと、全体的に深緑色っぽくなっていた。灰をしっかりと洗い流し、炊き込みご飯を作った。 炊きあがった炊飯器を開けると、淡く醤油色に染まったご飯に色の濃いワラビが引き立って、見た目から食欲をそそる。じっくりと噛んで味わうと、ワラビは高菜のような味がすることに気がついた。食感はご飯と同じくらいにとてもやわらかく、口当たりがよかった。摘むことで見える景色 今回一番思ったことは、一度見つけることができるようになると、目の前の景色が変わるということだ。初めて山に登ったときは、どの植物も同じように見えて、見分けがつかなかった。山菜を見つけることばかり気にしていて、目の前の植物をよく見ようとしていワラビの炊き込みご飯のおにぎり。天気のいい日に野外で食べれば、いっそう美味しく感じそうだなかったからかもしれない。けれど、見つけるためにはまず、植物と向き合うことから始める必要があったのだ。そうすることで目が慣れ、同じように見えていた植物の特徴が見えるようになる。見つけたいという気持ちが、感覚を研ぎすませているのだろう。 どうすればさきに進めるのか、次になにがあるのか、試行錯誤を重ね、答えを自分の手でたぐりよせる。そのさきには、今までとは一変するような新しい景色があった。⑤④③②①(※)