ブックタイトルフィールド・ノート no.81 Jun.2014

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フィールド・ノート no.81 Jun.2014

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概要

フィールド・ノート no.81 Jun.2014

15内装はお店をはじめたときからほとんど変えていないという。改装に費用を使うよりも、お店に来た人のために用意してある手土産など、お客さんのためにお金を使うようにしているそう。手土産を用意するのは、来た人を手ぶらで帰さないようにするため。自分がお客さんの立場になったとき、そのほうが嬉しいだろうと考えたからだそうだ。 使えるものを利用し、お店の装飾にかける費用は節約する。けれどそのぶん、お客さんのためにかけるお金は惜しまない。よい出会いがあるからお店を続けられると嘉男さんはおっしゃっていたけれど、お店を営業し続ける嘉男さんを支えてきた出会いは、決して偶然訪れたものではないとわたしは思う。お客さんが喜ぶために続けてきた行動を受け取った人たちが嘉男さんを慕い、嘉男さんにとってもその出会いたちはお店を続けていくための原動力になったのだ。 決して大きく飛躍したり、変化があったりするわけではない。軸をぶらさずに何年も、長く続けていくことが嘉男さんの挑戦なのだ。出会いを大切にし、利益よりもお客さんを大切にする気持ちは、「旅苑」を続けていく理由で、嘉男さんの挑戦の軸でもある。そして出会いがたくさん訪れたことが、その挑戦の成果なのだ。お店の内装や雰囲気がお店をはじめたころから変わらないことも、嘉男さんの挑戦を見えるかたちで表している気がした。 嘉男さんが変わらない気持ちでお店を続けてきたことも、50年間「旅苑」で出会いが生まれてきたことも、そうして「旅苑」の歴史が今まで築かれてきたことも、わたしには価値のあることに思え、これからも途切れることなく続いて欲しいと思った。出会いを重ねることで築かれてきた純喫茶「旅苑」の歴史にわたしも関わりたい。わたしとの出会いは嘉男さんにとっていいものになっただろうか。これからも嘉男さんとの出会いを生んでいくであろう「旅苑」が変わらず続いていくために、わたしは嘉男さんの挑戦の力になりたいのだ。こだわりのカップで出される「ウインナーコーヒー」( 写真左) は旅苑の看板メニューだ/嘉男さんが「アミダ0ぜろぜろろっく0 6 9」と名づけたあみだくじ( 写真右) は5 人以上で来店すると遊ぶことができる。嘉男さんいわく「会話の架け橋」。ミックスジュース( 写真中央) を注文すれば2 人からでも遊ぶことができる純喫茶 「旅苑」電話番号 0554―43ー3800営業時間 12時?21時30分道志入口から都留文科大学方面へ70m?先